平成20年度
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h21.2.13
      一隅を照らす
        一隅を照らす運動」に思う


 『一隅を照らす』、という言葉があります。一隅とは、建物の中の片隅、という意味です。広い場所ではありません。狭い場所しか明るくしないかもしれないが、ちょっとした行いが、学校や社会や世の中を明るくする、という意味です。
 さて、私は気になっている事があります。それは教室の黒板です。毎時間、授業が始まる前に、黒板が必ずきれいになっているクラスがあります。うっすら白い黒板と真っ黒黒板とでは、どちらが気持ちが良いですか。真っ黒黒板の方が、授業への切り替えでも、気持ちでも格段に良いです。そんなのあんまり気にしていないよ、という人がいるかもしれません。しかし皆さんが考えている以上に、その差は大きいと私は考えています。聞くとそのクラスは当番ではなく、黒板係の生徒が毎時間、ひたすら拭いてくれているのです。そのクラスの黒板はいつ行ってもきれいです。きっと友達は、休み時間ですからおしゃべりや自分の時間としているでしょう。でも、このように目立たない係として、ひたすら人のため、学校のために行っている人がいるのです。そのような人が、学校を支えてくれているのです。『一隅』のひとつです。
 次は生活委員です。皆さんも知っているように生活委員が毎朝、登校指導をしています。特に今は、寒いです。でも毎朝8時10分には玄関に立ち、ひたすら、登校してくる皆さんに、気持ちの良い一日をスタートして欲しいと願い、おはようございますの声かけをしています。これも『一隅』です。
 ぜひ、皆さんは下を向いて黙って通ることなく、大きな声で「おはようございます」の声を返してください。
 もう一つ。一昨日、区の西新井地区青少年対策委員会の顕彰式がありました。本校は、地少協運動会のボランティアスタッフが表彰をされました。このこと自体も嬉しかったのですが、小学生や他の中学生が多数参加した式が終わって後、本校の生徒達は、教室二つ分くらいの広い会場の机や椅子を、黙々と並べなおす復元作業をやってくれていました。これこそ西中、と思いました。やはり目立たないところで「一隅」を行っていました。
 ひたすら、とか、黙々、地道に、こんな言葉があります。当たり前の事、それは難しい事なのかもしれません。しかし、大事であり、大きな差が付くのです。
 いま、一隅を照らす運動、というのがあります。あなたが、あなたの置かれている場所や立場で、ベストを尽くして照らして下さい。あなたが光れば、あなたのお隣も光ります。町や社会が光ります。小さな光が集まって、学校を、社会を、日本を、世界を、やがて地球を照らすのです。一隅(いちぐう)を照らしましょう。春はすぐそこです。頑張りましょう。
 

h21.1.16
      新年、夢と挑戦を
 
    止まることのない『時間』という流れの中で


 平成21年、2009年がスタートしました。今年の成人式から、いよいよ平成生まれの人たちが加わってくるそうです。さあ、皆さんの時代の始まりです。
 さて私たち人間は、そのように止まることのない『時間』という流れの中に生きています。そこで新年にあたり『夢をもつこと、挑戦すること』について考えました。夢をもつこということは、人にはなくてはならないものだと思います。今、行っている3年生の面接の中からも、多くの頼もしい「夢」を聞くことができました。頑張って、努力して、ぜひ実現して欲しいと願っています。また冬休みの間には、それぞれの部活動で寒い中、外周ランニングや基礎トレーニング、そして練習試合に励んでいました。また、講師の先生が教えてくれている『学習教室』にも、連日頑張って参加していた生徒がいました。他にも受験勉強に、家の手伝いにと、いろいろ頑張ったことがたくさんあったと思います。「夢」に向かって前進しているのです。
 そのように目標に少しずつでも近づいているとき、私達は生き生きとなれます。まだまだ途中でも遠回りでも少しずつ前進しているとき、私達は楽しくなってきます。そういえば、部活練習中の生徒は遠くからでも大きな声で挨拶をしてくれています。私もとても嬉しくなります。
 このように一歩一歩伸びているときに、私達は気分的にも「いい感じ」になるのですが、その「いい感じ」のとき、私達の頭の中では「ドーパミン」という物質が脳から分泌されているそうです。一生懸命考えていた問題がやっと解けた。そのときの嬉しさも同じ。この「ドーパミン」というのは脳が私達に出す「ごほうび」だそうです。学習でも運動でも、何かを達成すると次にはもっともっとと意欲が出てくる仕組みなんだそうです。うまくできているものです。練習や学習がくせになってくるのです。ですから大切なことは、まず、夢をもつことです。そして願ってください。
 次に「挑戦」。現状に満足することなく、常に向上しようと、努力することを忘れてはいけないのです。もちろん、過ぎ去った時は返すことはできません。しかし、始めるに遅きはないのです。今の今を大切にしなければなりません。
 もし、皆さんがこれから進もうとする道に、川があったとします。向こう岸に行くのには、橋はないかな?舟はないかな?川は浅いかな?と考えると思います。でも、いずれもなかったらどうしますか。そうしたらまず、飛び込んでしまうのです。ダメだったら戻ればいいのですから。私はそう考えています。大きな夢と日々の挑戦、これでこの一年のを過ごしましょう。何か一つでもやり遂げたといえるものがあれば、その感動が次の意欲を生み出す原動力となるのです。願えば叶うのです。さて、皆さんの夢は?

 
 
h21.1.1
  新年明けましておめでとうございます

新春を迎え皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
旧年中は、本校教育の充実・発展のために、皆様の絶大なるご理解・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
地域の皆様、本校関係者の皆様をはじめ多くの皆様からのあたたかいご支援により、本校教育活動も一層の活性化を図ることができました。皆様から頂戴しましたご厚情を励みに教職員・開かれた学校づくり協議会・PTA会員一同、心新たに、皆様方と一丸となり、本校教育のより一層の発展をめざし、全力を尽くす所存でございます。何卒変わらぬご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  
h20.12.15
君のチェンジをチャンスにかえよう!
   西中のチェンジをチャンスにかえる!

    -2008年の漢字「変」は変革の「変」。最後の仕上げを!-

 12月に入り2週間。年内の授業もあと2週間だけを残すところになりました。今、3年生を対象に面接練習をしています。面接では、かなり緊張をしていますが、緊張していること自体は決して悪い印象に繋がるものではありません。安心してください。これまでの実績や積極性をどんどんアピールしてください。しかし、100%の生徒から「真面目さ」はしっかりと伝わってきます。その様な面接練習の中で、学習委員をしていた生徒に「学習委員をやっていて友達から感謝されましたか?」と質問しました。それまで順調に返ってきた答えが、止まってしまいました。時には耳にいたい注意もするわけです。直接感謝の言葉は貰えないかもしれません。学級委員、生活委員…。どうでしょう、友達から感謝されましたか。私は、絶対に感謝されていると思っています。私自身も感謝しています。そこで私は、その生徒にこうアドバイスしました。友達から直接感謝の言葉はなかったかもしれませんが、「私は、学校にはなくてはならない委員、係だと考えています。」こう信念を持って答えてください。間違いなく感謝されているのです。授業は先生と生徒でつくっていくもの。真剣でなければなりません。学習に集中する学級・学校にしていかなければなりません。授業は真剣勝負。切るか切られるかです。少しぐらいは…。それは甘えです。人に、自分に甘えず、もう一度、振り返ってみよう。
 さて、今年一年を表す漢字として「変」が選ばれました。清水寺貫主が大きな墨跡で揮毫(きごう)されました。大変の「変」などと消極的な受け止め方をしてはいけません。変革の「変」。チェンジです。皆さんも、チェンジです。変革です。自分をチェンジ、授業をチェンジ、学校をチェンジ。そして、チェンジはチャンスです。君のチェンジをチャンスに変える。西中のチェンジをチャンスにかえる。年内の授業もあと2週間。最後の仕上げをしよう。 
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  h20.11.6
 整理・整頓・清掃・清潔・躾(5S)  さらに…

         当たり前のことこそ難しい・当たり前のことこそ差がつくのです

 文化祭も終わり、間もなく中間考査が始まります。後半もいよいよ本格的となりました。
さて先日、区内のある中学校の主事さんが、私のところに急ぎの手紙を届けてくれました。その主事さんは、私が出張でその学校に行きますと、いつもお会いして挨拶をしてくれており、私もよくお顔を存じ上げていました。さて、その主事さんが西中に手紙を届けてくれたおりに、二度も、三度と繰り返し言っていたことがあります。「学校がきれいですね。」「廊下がきれいですね。」「花がたくさんあってきれいですね。」こう言ってくれました。とても嬉しく思いました。西中の主事さん方は、いつも6時前から学校に来て、学校の中や周りを整理し、お掃除をしてくれています。
 また、皆さんも『足立区一きれいな学校』を目標に美化コンクールをし、全校で清掃に取り組んでくれています。先ほどのお褒めの言葉は、それらの結果だと思っています。
 さて、学校ではこのように美化活動や当番清掃があり、清掃・美化に取り組んでいますが、皆さんの個人の机はどうでしょう。持ち物はどうでしょう。学習環境はどうでしょう。カバンの中はどうでしょう。だらしのないままになっている人はいませんか。整理も整頓も出来ていない人はいませんか。そうすると、何か新たにはじめようとしても、なかなかその気にはなれないものです。逆に、身の回りを整理・整頓をしていると、晴れやかな気持ちになり、気持ちよく生活することができます。だらしがないと、やってみようという気持ちは起きないものですが、整理・整頓ができていると、気持ちが前向きになります。
 整理・整頓そしてそのための清掃、これはとても大切です。さて、この整理・整頓・清掃の頭文字をとるとすべてアルファベットのSです。そしてその結果は、清潔になります。4つめのSが加わりました。さらに、整理・整頓・清掃・清潔は、自分自身への「しつけ」によって身につくのです。そこでもう一つのSが加わり、5S。じつは、この『5S』を運動として取り組んでいるたくさんの企業や学校があります。5Sは基本を見直す道具ともいえます。そして、当たり前のことこそ、徹底的に身に付けなければならないのです。基本中の基本。だからこそ、差となって表れるのです。整理・整頓・清掃・清潔・しつけで5Sですが、さらの「しっかり」をつけて6S、あるいは「しつこく」をつけて7Sとレベルアップしているという企業もあると聞いています。
 みなさん、もう一度、基本中の基本を見直してみましょう。
 
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  h20.10.8
ちょっと待て!それでいいのか?
「自己指導」の力を鍛えよう


 
会話の中で、良く耳にする言葉に、「あっついナー」「疲れたなー」という言葉があります。「暑いから」とか「寒いから」「好きだから」「嫌いだから」という感情や感覚だけで判断して使っている言葉。これらの言葉は、脳の中でも「考え」とか「判断」などをするときに活動する大脳をあまり使うことなく、感情や感覚だけから出てくるものだそうです。感情や感覚、あるいは本能などは、生命を維持し、安全に生きていくためには欠くことのできない大切な機能です。ですが人間にはそれだけでなく、その場その場で考え、判断しなければならないことは、多くあるのです。「ちょっと待て、それでいいのか」と、自分に問いただすことが必要なのです。かったるいからちょっと休もう。でも「ちょっと待て、それでいいのか」と一声自分の心に問いかけてみよう。嫌いだからやめちゃえ。「ちょっと待て、それでいいのか」と自分の心に聞いてみよう。 私たちはいつも、その時・その場で考え・判断し、その時・その場で行動・選択しなければならないのです。その時・その場に相応しい行動は何だろうと考えなければならないのです。寒いけれど我慢、疲れたけれど今は頑張り時、頭に来たけれど冷静に。…。
「その時・その場の考えや判断。その時・その場の行動の選択」 これは、自分で自分のことを指導するということです。ですから「自己指導の力」。「自律」の力ともいいます。お父さんやお母さん、あるいは先生方から指導をされることは多いと思います。しかし、中学生となれば人から言われてばかりでは嫌になるものです。中学生の時期は、その発達段階から「自己の確立期」といわれています。周りから何か言われながら物事をするのではなく、自分自身で考えて行動したい、という意識が強くなってきている時期。ここで大切なことは、独りよがりや思い付き、衝動的な感情だけのものにならないようにすること。そうならないためにも「自己指導の力」が大切です。自分の中にもう一人の自分をもち、そのもう一人の自分に耳を傾けられるような大人へと、成長していきましょう。
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 h20.10.8 
皆さんの胸にも キラリと光るメダルを

 
北京オリンピックは17日の会期を終え終了した。私たちはリアルタイムで閉会式の感動を共有することができました。そして、日本の選手団の爽やかな笑顔とキラリと光る25のメダルは、私たちに、多くの感動と勇気も与えてくれました。
 オリンピックではありませんが、私はこの夏休みに「キラリと光るもの」をたくさん見ることができました。それは部活動で汗をいっぱいかきながら練習にがんばっている姿であり、学習教室で50分間黙々と鉛筆を動かしていた姿であり、本当に暑い最中の住区まつりボランティアで最後まで頑張って参加してくれた32人のスタッフたちの姿などです。その姿はやはり光っていました。何が光っていたのでしょう。それは「本気」ということではないでしょうか。練習でも学習でもボランティアでも、本当に疲れたことと思います。本栖湖では恒例の13㎞マラソンも全員が完走しました。でも「本気」の後の疲れは、爽やかさが残ったのではないでしょうか。「本気」になることで、心に残り、自信につながる体験となるのです。皆さんの胸にキラリと光るメダルは、「本気」で取り組んだ練習の成果であり学習の結果であり、ボランティア活動の体験なのです。
 夏休みが明けました。これからの期間は、学校生活の中でも最も充実する期間です。生徒会役員選挙・連合陸上…9月、合唱コンクールを中心とした文化祭…10月、連合音楽会・場体験学習…11月、などの行事は、学年・学校全体が一丸となって取り組まなくてはなりません。3年生は、ぜひ後輩に見本を示すような合唱を披露し、西中の伝統を継承し、発展させていってください。2年生は、本校の中堅学年として生徒会や部活動の活動でリーダーシップを大いに発揮してください。最後に、1年生。この夏を乗り超えてより中学生らしくなりました。中学校3年間はあっという間です。何事に対しても失敗を恐れず、チャレンジ精神で臨んでください。そのことが、皆さんを大きく成長させる原動力になります。
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 h20.7.7
生かせ、計画! 明日から、いよいよ夏休み

 
今、皆さんに一番気に掛けて欲しいことは、「計画」。この夏休みを、流されることなく生かすことができれば、大変有意義な5週間となります。普段できないボランティア活動、作品の制作、読書、家族の中でのお手伝い等々、本当に様々なことに挑戦ができる5週間なのです。この貴重な夏休みを、絶好の機会として生かして欲しいと思います。少なくとも、学習面で遅れているな、と思っている人はこの機会を逃してはなりません。自分のペースでおさらいができるのが、この5週間。学校でも学年の補習や質問教室の他、昨年も行った学習教室は、今年も開催します。積極的に活用してください。しかし、学習教室もそうですが、形式は自学自習。ひたすら黙々ととりくむ学習。そこでは、学習の習慣をつけて貰うことが第一の目標であり目的なのです。つまり、自分で、「何」を「どのように」やればいいのか、やらなければならないのかは、一人一人がしっかりと持っていなければなりません。学習目標であり学習計画です。
 次に部活動。通常の放課後ではできない集中した活動ができるのが、この夏休みです。この練習期間を通して、1年生ははじめて本格的な部員としての活動がスタートできるのではないでしょうか。2年生は、更なる自己の記録やスキルを伸ばせる機会。このように、部活動にとっても、この夏休みは絶好の練習期間です。3年生は、7月までの夏季大会で本当によく頑張りました。まだ夏休みに大会が残っている部もあります。中学校での総決算として精一杯の活躍を見せてください。それ以後は言わずもがなですが、自己実現への取り組みとなります。
 ところが、この夏休みにはチャイムもなければ、基本的には先生もそばにはいない。つまり自分の生活は自分で設計し、自分で管理していかなければならないのです。しっかりとした計画を立て、自分で自分を律していかなければなりません。人によっては、計画を立ててもどうせ思うようにはできない、とあきらめている人はいないでしょうか。「計画」の重要さを考えて欲しいと思います。計画通りに行かない場合の原因は、2つ。 第一には「根性」や「我慢」といった、いわば意識の問題。しかし、「計画」そのものに問題があることもあります。時間をかけ、しっかりとした計画の立て方も学んで欲しいと思います。時間をかけ、実現できる計画を立てて、あとはガッツです。夏休みのしおりの計画は、形だけであってはなりません。よく言われる 1ブラ 2ゴロ 3テレビ で夏休みが終わってしまってはむなしい。計画がなければ生かせないのが夏休み。だからいいのです。生かせ、夏休み。試そうガッツ。
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  h20.6.9
心のキャッチボールを


 
先日、荒川グランドで野球の春季大会がありました。当日は準決勝でこれを突破すれば都大会出場となったのですが、本当に惜しくも、最後の1点が届かず、涙の惜敗となりました。野球部以外にも、バレー部、バスケットボール部、ソフトテニス部、バドミントン部そして陸上部と、それぞれ好成績を残し、ブロック大会や都大会へと駒を進めました。
 さて、野球の試合を見ていると選手のきびきびした姿と、ボールの投げ渡し、つまりキャッチボールが大変すばらしい。 しかし、キャッチボールは野球だけのことではありません。人と人との間にも、心のキャッチボールがあるのです。心のキャッチボールは、まず相手の心を素直に受けとめ、共感することからはじまります。そして、今度はこちらから、温かい思いやりの心を投げかけていくことが、心のキャッチボール。このような温かいふれあいによって、お互いの心と心は通い合っていくのです。どうぞ、相手の真正面に向かって、直球を投げてあげてください。まずは、君が投げることです。
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  h20.5.7
 夢と規律と向上心をもって!

 本校は、伝統のある学校です。多くの卒業生が各方面で活躍しています。そのような本校を、皆さんと一緒に、より一層、すばらしい西新井中学校に築いていきたいと思います。そこで、次の三つのことを、大事にして欲しいと考えます。
 一つ目は、「夢」。皆さんには、それぞれの夢があると思います。卒業生からも沢山の「夢」を聞かせてもらいました。夢を夢で終わらせてはなりません。『人の限界には限界がない』と言われます。人の能力は、全体の4%しか使っていない、という脳科学者もおります。「ぼくの限界は、ここまで」と自分で自分に線を引いてしまう必要はありません。夢や希望のあるところには、笑顔があいます。笑顔のあるところには、希望があり、夢があるのです。どんな夢でもいいです。夢を大事にしましょう。
 二つ目は、「規律」。人は易きに流れるもの。また、人が二人以上集まれば必ず約束や決まりがあります。皆さんの大事な夢を育んでいく為には、規律が必要です。「人の話しを聞くには、目を見ましょう」「姿勢を正しましょう」ということもあります。学校には、校則があります。学校での決まりには、全て、意味があります。不要な持ち物は、学校に持ってきてはいけません。体育館に入ったら無言で行動しましょう。このようなことは、とりもなおさず、皆さん自身のためにあるものだ、ということを理解しましょう。規律は大事にして欲しいと思います。
 三つ目は、向上心。規律ある生活のなか、夢に向かって頑張っていくときに、自分はできる、という自信は必要です。だれも、やればできるのです。ただ、実際にやるかどうかということ。あるいは、時間がかかるかどうかのということが問題になるのです。そして、人は、努力することで、その力や技術を習得するだけでなく、人間的にも魅力ある人になっていくのです
。より良い自分をめざして頑張る心、向上心を大事にしましょう。「夢と 規律と 向上心」。この三つを学校生活の中で育てていきましょう。
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