子どもに学びがいを 教師に教えがいを 学校に元気を

〜一人ひとりを大切にする 地域とともに歩む〜

 令和3年度4月に着任いたしました細山 貴信(ほそやま たかのぶ)と申します。
前任の會川大和校長先生をはじめ、歴代の校長先生、教職員が地域の方々と力を合わせ築き上げた歴史と伝統のある長門小学校を受け継ぎ、「一人ひとりを大切にする」「地域と共に歩む」学校を目指し、教職員一同、力を合わせ、教育活動に邁進してまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

  感謝と責任の重さ

長門小学校に足を踏み入れて、まず、思ったことは「何て素敵な学校だろう!」です。きれいに整備され、しっかりと維持・管理されている木々や草花の中に歴代の卒業生から寄贈された記念品がいたるところにたたずむ校庭。この佇まいから在校生や教職員はもちろんのこと、卒業生の皆様、地域の方々から長門小学校が大切にされてきた歴史が伝わってきました。

 そして、今日まで、約3ヶ月間、250名の子どもたちと共に過ごしてまいりましたが、長門小の子どもたちがとても優しく、素直であることに感銘しております。これは、日々、保護者の方の愛情、地域の温かな眼差しがたっぷりに注がれて育ってきている証です。夢にまで見たこんな素敵な学校での勤務。うれしさと共に、校長としての責任の重さを感じております。

子どもたちの命を守り、学びを保障する

昨年度に引き続き、教育史上に例を見ない感染対策を徹底した教育活動の実施。現在もなお、変異したウイルスの感染が広がりを見せております。おそらく、今年度も学校行事や地域行事について、予定の変更等、柔軟な対応をとらざるを得ないと考えております。この状況下において、学校教育に携わる者が大切にしなければならないことは、子どもたちの命を守ること。そして、未来ある子どもたちの学びの保障であります。

学校という場所は、単に、「教師が授業を行い、子どもたちが学ぶ」という場だけではなく、生活リズムを整え、体力を向上させる。さらには、友達や異年齢の子ども同士とのつながり、出来事や物事とのかかわりながら社会性を学ぶ等、様々な「学び」や「成長」を促す場所であることを、この新型コロナ禍においてあらためて実感しています。 

学びたい学校 通わせたい学校

この困難な状況の中であっても、長門小の子どもたちが活躍する将来を見据え、「子どもたちの学びを止めない!」「子ども一人ひとりを未来の創り手として育てる」使命が学校にはあることを、日々の教育活動を通じて、全教職員で再確認しているところです。長門小の子どもたちの力や可能性を信じ、チャレンジできる教育環境を全力でつくり、毎日、子どもたちが達成感や充実感を味わい「長門小学校に通ってよかった。」保護者の方々には、「長門小学校に通わせてよかった。」と思っていただけるよう、長門小学校の教職員一丸となって、取り組んでまいることをお約束させていただきたく存じます。

どうぞ、保護者の皆様、地域の皆様のご理解・ご協力、そして、温かいご支援をお願い申し上げます。

令和3年7月8日

足立区立長門小学校 校長 細山 貴信